セキセイインコは、オーストラリア原産の小型インコで、様々な色や愛らしいしぐさが人気です。数ある小鳥の種類でもペットとして非常に人気が高く、たくさんのペットショップで生後1か月前後のひな鳥も販売されていて比較的入手もむずかしくないでしょう。

ひな鳥から愛情をもって飼ってあげれば『手乗りインコ』としてなついたり、中にはおしゃべりするセキセイインコもいます。

この記事では、セキセイインコを飼うにあたって用意しておきたい道具や餌の選び方をご紹介します。

ペットショップや友人、知人からにセキセイインコをお迎えしに行く前、もしくは同時に、飼育道具を揃えておきましょう。

 

 

ひな鳥の場合はプラケースから

小鳥を飼うというと鳥かごで飼うイメージが強いですが、ひな鳥の間は鳥かごのアミの上をうまく歩くことができませんのでプラケースを用意します。

プラケースの中にはペーパーマットを敷き、段ボールや厚紙で筒を作ったりして隠れ場所を用意してあげるとストレスを和らげてあげることができます。

 

プラケース内のペーパーマットは毎日交換して清潔を保ちましょう。マットの下に新聞紙を敷いておけばプラケースに糞がつきにくくなって手入れが非常に楽になります。

 

寒い時期はヒーターが必要

オーストラリア原産のセキセイインコは寒さに弱く、セキセイインコは28℃前後が適温といわれています。

体がまだ弱い、ひな鳥の間は特に注意が必要です。

寒い時期はプラケースを段ボール箱などで囲み、穴をあけてヒーターをひっかけれるようにしておきましょう。

 

ひな鳥用の餌・さし餌の方法

ひな鳥の間はまだ硬い種(シード)や穀物、ペレットといったものは食べられません。ひな鳥用のパウダー餌をぬるま湯で溶いて、ペースト状の餌を用意してあげる必要があります。

ペーストは40℃前後の温度でケチャップぐらいの粘度になるようにしましょう。冷たいと食べない場合もあります。湯煎しながら上げるのもよいでしょう。

 

セキセイインコの場合はペーストになった餌の中に、粟玉(アワダマ)をお湯につけふやかして柔らかくしたものも、混ぜておきます。

 

ひなが少し上向きになるような角度で、スプーンを差し向けます。かわいい声を出しながら元気よくついばんでくれます。

餌をあげるためのスプーンも販売されていますので飼っておくと便利です。

 

餌は朝昼晩と3~4回にわけて与え、『そのう』と呼ばれる胸のふくらみに張りが出るくらいまで与えます。鳥の個性によって、お腹いっぱいになっても食べ続ける場合がありますので、そのうの状態を確認するのが良いです。そのうの部分が膨らみ、横から触ってみて張りがあれば満腹状態です。(↓写真は若干膨らんでいる状態)

 

 

さし餌を卒業する時期・方法

生後3週間くらい経ったら、ひな鳥を手に乗せているときに、大人用の餌をひなの足元に数粒置いてみます(こうすると餌に気づきやすいです)。自分で餌をついばむことを少しずつ覚えさせるようにします。慣れたら、ケージにも大人用の餌をセットしておいて、一人でえさを食べる練習をしていきましょう。さし餌をしてもひなが餌を食べなくなってきたら、そろそろ卒業です。

 

 

さし餌期間に飲み水はいるの?

ひな用の餌は水分を十分に含んでいるで、飲み水は必要ありません。

大人の餌を食べるようになったら、水を用意してあげてください。

 

 

鳥かご(ケージ)

個体差はありますがセキセイインコのひなは生後50~60日ほどで成鳥になります。ペットショップなどで売られているひなは生後1ヶ月前後(30日前後)ですので、お迎えしてから早ければ2週間ほどでプラケースを卒業し、鳥かごで飼うようになります。

1匹や少数を買う場合でもできるだけ大きめのケージを用意するようにしましょう。

 

プラケースから鳥かご(ケージ)へ移す時期

生後3週間ほど経ったら、少しず日中にケージへ移してみて、止まり木に慣れる練習をします。(夜間は落ち着いて眠れるように、プラケースが良いでしょう。)落ち着いて止まり木に乗っていられる時間が増えてくると同時に、筒の中やプラケースの隅でじっとしているような、身をひっそりと隠したがる時間も減ってきます。

様子を観察しながら、少しずつケージの中にいる時間を増やしていきましょう。

 

放鳥するときの注意

プラケースやケージから出して運動不足やストレスを解消させることを放鳥と言います。また、放鳥することで飼い主さんとコミュニケーションをとる大事な時間でもあります。

放鳥する時間は一日に一時間程度を目安に規則正しくする方が鳥にとってストレスも少なくなります。不定期に繰り返すと常にケージの外へ出たいという欲求が高まってしまいます。

ひな鳥でも成長が思ったよりも早く油断していると急に飛べるようになりますので、放鳥するときは窓や部屋のドアを締め、台所など飛んで行くと危険な場所や困る場所への経路を遮断しましょう。

特に飛びはじめはひな鳥もコントロールが効きませんから思わぬところへ飛んでいってしまい、危険な目に合う場合もあります。

鳥は全般的に食べたらすぐに糞をする動物です。放鳥の間、部屋の中にフンを落とすことがあります。ケージから出している間、セキセイインコは糞をするものだと意識し、糞をしたらすぐに掃除するようにしましょう。時間がたつとこびりついて汚れが落ちにくくなる場合もあります。

またインコはものをかじるクセがありますので、かじられて困るようなものはあらかじめ片付けておくようにしましょう。

 

 

手乗りインコにする

セキセイインコはひな鳥から育ててあげれば手乗りインコにするのはとても簡単です。

餌を与えるときにプラケースやケージから出し、手のひらや指の上に乗せていれば自然と乗るようになってきます。指に乗せる場合は胸の下あたりに指をくっつけてあげると自然に足を上げて乗ってくれやすいです。

 

繁殖について

ひなの間はオス、メスの見分けがつきにくいので2匹以上を同時に飼う場合は繁殖する可能性があるということを知っておきましょう。

インコのつがいは年間平均で10個程度の卵を産みますのでひながどんどん増えて手が負えなくなってしまうようなことは避けるようにしましょう。

セキセイインコの繁殖行動は『巣引き』と言われており、生後数ヶ月で発情、求愛します。発情は早くてもメスの適齢期は一歳~三歳なので、適齢期以外だと母体へのリスクが大きくなってしまいます。セキセイインコの発情期は季節などで決まっておらず、オスは発情期になると羽色が鮮やかになり、メスはクチバシが変色する特徴があります。飼い主が見逃さないように注意して観察しましょう。

 

ひな鳥を飼う前に揃える飼育道具まとめ

  • プラケース
  • ペーパーマット
  • 新聞紙
  • プラケースを覆える段ボール
  • ヒーター
  • ひな鳥用パウダー餌
  • 粟玉(アワダマ)
  • 餌用スプーン
  • 鳥かご・ケージ

以上、大切に育ててあげましょう!